2018/03/19

フランスの漫画文化バンドデシネの意味は?おすすめ作品の紹介

 

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紅華(Benica)と申します。 海外旅行が大好きで、 今まで旅行した国は40数ヶ国。 フランス生活のおかげで、 日本社会に適合できなくなり、 40歳を目前にして 他人の価値観に左右されない生き方を模索中…

こんにちは、紅華です!

さて、今回は、フランス人も漫画が大好き!
ということについて書こうと思います。

フランスの漫画文化「バンドデシネ」とは?

 

バンドデシネ(Bande Dessinée)とは、
フランス、ベルギーなどのフランス語圏で出版されている、
いわゆる、漫画本のことを言います。

私には、「バンデシィネ」という発音に聞こえます。

フランスでは、Bande Dessinéeの頭文字をとって、
普段は、BD(ベデー)と呼ばれ、子供から大人にまで親しまれているんです。

日本語訳されて、刊行されているバンドデシネの有名どころと言えば、
まずは「タンタンの冒険」ですね。

80カ国語以上に翻訳されているそうですが、
日本でも根強い人気がありますよね。

#tintin #タンタンの冒険 #kyotocafe #cafebleu

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バンドデシネは漫画と言っても、日本の漫画本のサイズとは大きく異なり、
絵本くらいの大きさのものが大半です。

日本の漫画のようにモノクロ印刷のものもありますが、
多くはオールカラーで、
作品によっては、一コマがそのままイラストになってしまうような、
非常に手の込んだ作風のものもあります。

そして、多くの日本人が漫画を読んで育つように、
多くのフランス人もこのバンドデシネを読んで育つんです。

 

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フランスで漫画は芸術?

 

多くのフランス人に読まれるバンドデシネですが、
少し前までは、フランスでも漫画は子供の読み物という位置付けで
あまり評価されていませんでした。
(もちろん、今現在でも子供の読み物だと思ってる人もいると思います。)

それが、
フランスで、バンドデシネが「9番目の芸術」(le neuvième art、ル・ヌヴィエム・アール)
という芸術の分類に入ると、
様々な研究者から学術誌に論文が発表され、
バンドデシネも、1つの「芸術」として認識されるようになったんです。

ちなみに、芸術の分類は、現在10個で、
建築、彫刻、絵画、音楽、文学、舞台芸術、映画、メディア芸術、漫画、ビデオゲームです。

2005年からは、
ルーブル美術館が「ルーヴルBDプロジェクト」を始めていて、
フランスのバンドデシネ作家はもちろんのこと、
日本からも荒木飛呂彦谷口ジローなどが参加しています。

漫画でルーブル美術館を表現する、というプロジェクトで、
展示された作品も出版されています☟
ルーブル美術館のBDプロジェクト作品一覧

 

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バンドデシネのおすすめ作品

 

では、そんなバンドデシネのおすすめ作品をご紹介したいと思います。

 

『タンタンの冒険(Les Aventures de Tintin)』

少年記者タンタンと相棒のフォックステリア犬ミルゥが
様々な事件に巻き込まれながら、世界中を大冒険するシリーズもの。
タンタンの冒険 アマゾン

1929年から子供向け新聞に掲載されて以降、
1986年までに単行本としては全24冊が刊行されている。

日本語訳されたバンドデシネの中でも特に有名ですね。

作者のエルジェ(Hergé)はベルギー出身で、
本名はジョルジュ・プロスペル・レミ(Georges Prosper Remi)。

 

『ブルーベリー(Blueberry)』

ジャン=ミシェル・シャルリエ原作で、南北戦争を時代背景とした西部劇もの。
1963年から連載が始まって、40年以上にわたった大傑作。全28巻。

作画家のジャン・ジロー(Jean Giraud)は、
メビウス( Mœbius )というペンネームでも活躍した、
フランスを代表するバンドデシネ作家です。

ブルーベリー アマゾン

ジャン・ジロー=メビウスから影響を受け、交友のあった日本の漫画家は多く、
大友克洋、浦沢直樹、宮崎駿、松本大洋、谷口ジロー、
そして晩年の手塚治虫などが並んでいます。

特に、『孤独のグルメ』の谷口ジローは多大な影響を受けているそうで、
2人はのちに『イカル』という作品で共作を果たしています。

 

『アルザック(Arzach)』

1976年に出版されたSFもので、先に書いた『ブルーベリー』を作画した、
ジャン・ジローがメビウスというペンネームで出した作品。
フランスのバンドデシネ界に革命を起こした、すごい作品
アルザック アマゾン

この作品に影響を受けた日本の漫画家も多く、
特に、宮崎駿は大きな衝撃を受けたそうで、
『アルザック(Arzach)』から『風の谷のナウシカ』の着想を得ているそう。

Code Elektroさん(@code_elektro)がシェアした投稿


うん、確かに、ナウシカがメーヴェに乗っているように見えますね。

2004年には、パリで「Miyazaki-Mœbius」という展示会が開かれ、
メビウスと宮崎駿の300点以上に及ぶデッサンが公開されたそうです。

 

『アステリックス(Astérix)』

1959年に最初の作品が刊行された、シリーズもの。
古代ローマ時代のガリア地方(現フランスの一部)を舞台に、
主人公アステリックスとオベリックスが、
自分たちの村をローマ人の侵略から死守しようと、奮闘するストーリー。

ストーリー中にフランス独特のユーモアやダジャレが多いため、
外国語に翻訳するのが非常に難しい作品でもあります。
ですので、ぜひフランス語で読んでみてくださいね。
アステリックス アマゾン

アニメ化や映画化されて、世界的に有名なバンドデシネだけど、
なぜか日本ではあまり知られてないのが、すごく謎。

フランスには「アステリックス・パーク」という遊園地があり、
フランス人にはディズニーランド・パリより人気があります。
フランス人も、日本人に負けず愛国主義者なんですよ〜

 

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バンドデシネを日本で読むには?

 

最後に、
もっと簡単にバンドデシネを読んでみたいという方のために、
東京で、バンドデシネを読める場所をご紹介します。

アンスティチュ・フランセ

飯田橋にあるフランス語の学校です。

「メディアテーク」という図書館のような施設があって、
誰でもそこで、本を読んだり、CD、DVDを鑑賞したりできます。
バンドデシネもかなりのタイトルが置かれていますので、
どんなバンドデシネがあるのか見てみるのにオススメです。

http://www.institutfrancais.jp/tokyo/mediatheque/

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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